ぜんざい、といえばおばーちゃんの味
私の子供の頃は「はるばーちゃん」、
今は「みよばーちゃん」が主にぜんざいを作ります。

学校を出て、とある銀行ウーマンになったweb管理人
数年間大阪の寮から西宮(兵庫は甲子園球場のある所)まで電車で通っておりました。

その銀行に私よりいくつか年上の大阪は東三国(知る人は知る)の駅前に住む、それはそれは綺麗なまさしく銀行の窓口!と思われる(ちなみにweb管理人は窓口業務は希望しても配属してはもらえませんでした・・)先輩がおり
仕事帰りに時々、梅田に下車していろんな所に連れていってくれました。

その日は大阪駅前のどこかでちょっと飲んで、
「じゃ、ぜんざい食べにいこうか」と。

え?ぜんざい?? 

連れて行ってもらったお店はぜんざいとかおしるこ専門店
ほんのり薄暗い店内に洒落たインテリアのほどこされたお店でした。

そしてなんと出てきたぜんざいは、四角い黒塗りのお盆に乗せられ、
お茶と、ぜんざいの傍らには、四角い塩昆布が入った小皿が添えられていました。

先輩以外、田舎ものの同僚数名は、しばし、この自分達の家で食べるぜんざいの気軽さとは180度違った、おちょぼ口で食べねばならぬようなぜんざいと、昆布を眺めていたのでした。

何とまぁ、都会のぜんざいとは優雅な食べものであったのか、と。


あれから、幾十年の年月が流れ、web管理人は孫さえまだおらぬ身ではございますが、まだ見ぬ孫にぜんざいを食べさせられるぐらいはぜんざいを作れるようになりました。

自分の孫には、時折四角い朱塗りのお盆と塩昆布を用意して、都会のぜんざい気分を味合わせてやろう、
これは私と孫の甘い秘密にするのだ!
と硬く心に誓っておるのです。



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