山の芋の伝来

 ・篠山での栽培は江戸時代中期からと言われています
   
   伝来については次の三種類の説が
   1.奈良(大和芋)より移入した
   2.自生の自然薯(じねんじょ)を改良した
   3.大阪府豊能郡東能勢町の妙見参りのおみやげとして持ち帰ったもの



  
山の芋の効用

 ・丹波篠山産山の芋は、他の芋と異なり
ジアスターゼを多く含んでいます
 
 ジアスターゼ・・・・消化酵素  なので生で食しても
消化不良をおこしません
   
     他の丸い芋の中でも
アミノ酸を最も多く含んでいます。

  
ミニーシン(高級たんぱく質・・これがねばねばの正体)も多く含み
          
強壮・疲労回復・高血圧防止の薬効があるとされています



 
篠山産 山の芋の特性
 
 ・丹波の山の芋は自然薯のように自生する種ではなく栽培型であり
          ツクネイモ郡に分類されます(大和芋と同じ)
   
   成分
    
澱粉(長芋の3倍)、タンパク、粘質物(長芋の4倍)、水分


   

篠山の気候風土と山の芋の相性
 
 ・160〜200ミリの山の芋に
最適な降水量
   
   盆地特有の
日夜の温度差の大きさにより、昼間に作られた養分が夜間に貯蔵され、
   養分の分配が活発に行われる  
  
   土壌が耕土が深く、腐植に富み、透水性のグライ層が作り上げられており
   このすぐれた土壌条件と気候風土が、品質の良い山の芋を作り出しているようです

  
 
親孝行芋ともいわれる
 
 ・必ず親芋より下に新しい子芋が、一つだけできます。
   「親をしたにしない」ので孝行いもとも呼ばれます  


  
    
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