H16年
秋 編


小さな農家が昔ながらの手仕事で作る黒大豆、いよいよ完成の時がやってきました。

今年は冷夏で、長雨。普段は水を与えるのに、今年は豆畑から逆に水を汲み出すという、今までには無い経験での豆作りでした。

ちゃんと育つのだろうか?じーさまの中にも不安はあったはず 
頑固じーは何も言わなかったけど。

実りの秋を迎え、豆がどんどん大きくなってきたときは じーさまニコニコでしたね〜〜


      じーさまの 笑顔が語る 黒豆の出来   (おそまつ)


自然の養分を一杯に受けるため、大きな葉っぱを目一杯広げる黒大豆の畑

夏の暑さに身を守り、涼やかな夜に昼間取り込んだ養分をじっくり保存

秋の朝霧が始まると、その養分を惜しみなく豆に

何百年も変わらずこの土地で育てられてきた黒大豆

この土地で生まれ、語り継がれ、
守られてきたものには
歴史の重みとともに 先人の知恵と工夫と努力の跡が。

今年も大事に手を、心をつくして作り上げました





         9−25             9−28          9−29
あ、豆ができるんだ ぐらいの大きさでしょうか? 

暑さが和らぎ、じょじょに豆が膨らんでくるのが分かります。
朝の水を含んだ豆、かわいくてきれいです。


もう、この段階になると人は見守るだけしか出来ないのです
大きく・美味しくなれよ!って





10−1
10月に入ったとたん、朝霧が。

もう、葉っぱから吸収する養分は必要としない時がきたのですね

今まで蓄えた養分を一気に豆に注ぎます。



        10−10            10−11         10−11
ぐんぐん豆が膨らんで、美味しいオーラを出してくるとき。
葉っぱは随分、黄色く・赤くなっています。

反比例するように、豆は元気に 大きく 大きく。 美味しい
黒大豆の枝豆 食べ頃です!

黒大豆枝豆の食べ方はこちらから



        10−19             10−19           10−19

この頃から11月初旬までは枝豆刈りにこられるかた、(今年は7回)
さやだけにして2kgずつネットに入れ西宮に軽トラで運び込む作業
ネット販売のお客様への発送・・・と大忙しの毎日でした

じーさまの 笑顔が語る、枝豆の出来

枝豆刈りのようすはこちらからどうぞ

枝豆収穫の手順はこちらからです



              10−23             10−25 10−25
秋もたけなわ。

お世話になっている、農家のNPO法人「アグリコ」が主催する、「写真コンテスト」に応募するため
毎日、画像を撮りました。 やはり下手くそです。 全くだめでした。

コンテストに向けて頑張った(つもり)画像の一部。



                      11−1   
今年最後、黒大豆枝豆の作業としては最後の夜なべ

明日の段取りをばーさまと相談(言い合い!?)中。
まあ、まあ休憩したら?と

あつーいお茶で 割り込んでぱちり。




                      11−2            
この時期が、本当は一番黒大豆枝豆としては美味しい時。
食べるとちょっと皮が厚くて口に残りますが。

通の方はこの頃の黒大豆の枝豆がほしい!と気長に待っておられます

黒大豆ごはんにも最適の時。

うっすらとごはんも紫

美味しい秋に感謝の時



○ ここから乾燥黒大豆への路 ○
日向ぼっこの黒大豆
            11−30

乾燥機を使っての、一次乾燥終了の黒大豆。良いのも悪いのもミックス状態です。

触るとグミ(ふにゃ〜〜っとしたおやつです知ってます?)に似た感触。

この後、本乾燥→手作業選別(いいのと悪いの)
→大きさごとに分ける→黒大豆の出来上がり! 

ふぅ、やっと・・・・ 
できたー!   なのです☆



             12−3
まだグミの状態の黒大豆を煮てみました。 
しっかり固まっていないのと古釘を入れずに煮たので、ちょっと色落ちしてます。

大きさは 例年通りかな。 我が家は大きさを求めてはいないので。

無選別な状態で100粒あたり75gありました(大きいところでは100粒80g)
(無選別な状態で・・いいも悪いも一緒の状態のこと)


選別後はもう少し重くなることでしょう。


平成15年 杏豆園産 黒大豆完成まで あと少し
最後の頑張りどきです


 12月・・・やっと黒大豆が出来上がりました。
 
 植付けから収穫から出来上がりまで
 こうして順をおってみると
 何と世話のやける豆さんでありましょう!

 だからこそ いとおしく 
 大事に大事にしたくなるのです

 


お問い合わせはこちらにどうぞ

〒669-2716 兵庫県篠山市乗竹445番地 杏豆園 井階恭子
tel 079-593-0410 fax 020-4668-6475
---
Copyright(c)2003-2005 anzuen All Rights Reserved---