2003/12/22
ルミナリエの暖かさ少しでも届けば


(画像をクリックすると大きくなります)




娘の画像が・・・


豆の納品のついで・・・(納品がついでかもしれない・・・)に 「行くぞ!」と勇んでルミナリエ。

もう年なんだし、「ごっつう(とても)混んでるから止めたら?」の言葉には耳もかさずに じーさまと息子と娘の三人旅

「なんでおかんといかなあかんのん?」私が以前息子に誘ったらそう言って断ったくせに。
じーさまには素直についていく子供達であります



宙にういたように 大きな門

華やかで大きな門をくぐっていきます

画像だけでもかなりの迫力
上段で誰か演奏しているのでしょうか?
一つ一つのアーチはかなり離れているのですね、どれだけすごい規模なのかわかる気がする
夜空に浮かぶ王冠。
王冠のなんと大きいこと!

もっともっと現物は綺麗なんだろうと思います
この画像を見て、思わず涙ぐんでしまいました

阪神淡路大震災の3日前、我が家には大変な出来事が起こり、実は地震の時のことはよく覚えてはいません。

身内が事故でICUに入って、命がもつかどうか瀬戸際の状態でした。

震災当日、
シャンデリアの真下で寝ていた私と子供。大きなユレにシャンデリアから子供を守ろうと子供の上に覆いかぶさったことは覚えています

そして時間を追って流れてくる恐怖の映像。友人のいる伊丹駅の倒壊。崩れ落ちた阪神高速。

間かんぺいさんが一度(彼は伊丹に住んでいらっしゃいます)この震災の時のことをTVでお話されて「あぁ世界は終わった」と思ったと言われていました。

出演者の方々は笑っておられたのですが、まさしくそのとき私もそう感じたのです

身内は命をとりとめたものの、障害が残るため生きる気力を失っていて目が離せない状態でした

数日で大きく変ってしまった現実


そんな身内に生きる力をよみがえらせてくれたのは、一緒に入院している震災で被災した方々でした。

家族が、親戚が、上司が部下が、いろんなかかわりの人が沢山亡くなっていても、生きよう、明るく生きよう、そのエネルギーに本当に助けられました


王冠の中から
沢山の人と一緒にかぶる王冠


阪神淡路大震災で、篠山の病院は通路にまで被災なさった方が収容になり、消防隊員、ダンプ業者 いろんな人達が現地に向かいました

現実の重さに、「現場に行く自信がない」と、半ばノイローゼになった消防隊員。 最愛の人を亡くして、未だにこの時期になると壊れてしまう知人。

ルミナリエによって本当に人々の心は癒され、和むのか?
そんな思いもあります

が、子供達が撮ってきたこの画像に映る人々の、穏やかな顔を見て、あの時に残念ながら命を奪われてしまった沢山の人も暖かい気持ちで見つめていてくれるような気がしました


じーさま、感動

これも変った形
夜空に光る星のようでもある


「まじ感激したで!」
開口一番、子供達の一声

このイルミネーションの美しさと、人々の穏やかな笑顔、覚えておいてよね

世界中、大きな王冠の中に入って笑って過せる日が来るといいですね



「来年はユーエスジェーに行こうか?」と、じーさま。
どこまでも元気でパワーあふれるじーであります



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